2021年06月28日

【イベントリポート】

Image from iOS (4).jpg

定期総会のあとは会員限定のオンライン茶会を開催しました。

これは、普段なかなかお会いできない会員のみなさまと親睦を深めるためのものです。

今年は「Tea Knot」の三窪 笑り子(みくぼ えりこ)さんが水先案内人。


eriko20mikubo1-thumbnail2.JPG


三窪さんは京都の陶々舎(とうとうしゃ)に拠点を置き、自身の茶道教室を運営しながら「お茶で生きる」暮らしをされています。


昨年の春に突如訪れたコロナ禍という嵐のなか、いちはやくオンライン茶会にも挑戦し、歩みを止めずに動き続けている三窪さん。

立ち止まらずに一歩一歩無心に歩いていたら風が湧き起こる、という意味を持つ「歩々清風を起こす(ほほせいふうをおこす)」をテーマにお茶会をお願いしました。

iOS の画像 (1).jpg

スクリーンショット (364).png

iOS の画像 (2).jpg

お菓子は京都「老松」、
抹茶は「
皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)」の一服抹茶

不特定多数で飲食を共にすることが難しくなり、いままた新しく変わりつつあるお茶の世界。

その中での三窪さんの軽やかな挑戦や工夫、そして少人数ならではの「お客さまがどんな会や趣向を喜ぶか」に思いを巡らせる楽しみを伺って、オンラインでつないだ参加者の胸にも爽やかな風が確かに吹きわたりました。

百千鳥ならではの日本文化の楽しみ方をオンラインでどうお届けするか、迷うことも多い日々ですが、この刺激を今後の活動に生かしていけたらと思います。


スクリーンショット 2021-06-27 14.23.33.png


スクリーンショット (384).png

    お軸は「古今無二路」。目の前の道をもくもくと歩くと、
  道はひとつだったことに気づく、という意味です。 

posted by NPO百千鳥 at 18:02| イベント報告 | Event Report

【活動リポート】令和3年度百千鳥定期総会

R3総会プレゼン (1)_page-0001.jpg

2021627日(日)にNPO百千鳥のオンライン定期総会を開催しました。


いつも応援してくださっている会員さんに活動状況や会計の状況をご説明させていただきました。

令和二年度は、新型コロナウィルスの影響を重く見て、すべてのイベントをオンライン開催へ
と切り替えた思い出深い年でした。

オンラインならではの和文化の楽しみ方とはなにか、ステイホームの日常で和文化を楽しんでいただくために私達になにができるのか、手探りのなか頭をひねった一年間でした。

幸いにも、関東や沖縄、北陸や海外など遠方の方にもオンラインイベントにご参加いただき、少しずつオンラインのノウハウを蓄積していっています。

また、国のコロナ対策助成金である「持続化給付金」も受給することができました。
これはオンラインへの切り替えで収入が少ない時期の大きな助けとなりました。

今年度もひきつづきオンライン開催を続けていく予定です。

日本文化をもっと知りたい、応援したいという世界中の方に
楽しく刺激的な体験をオンラインでお届けできたらと考えています。

2020活動報告書 表紙.jpg

こちらは百千鳥の令和2年度の活動報告書です。

素人ながらも、毎年スタッフがこだわって編集している懇親の冊子です。

私たちの活動内容がギュッとつまったこちらの冊子。

ご希望の方は百千鳥までご連絡いただきましたら発送いたします。気軽にお問合せください。


posted by NPO百千鳥 at 17:16| 活動リポート|Activity Report

2021年06月07日

2021年6月19日(土)書道家に学ぶ筆遣い

2021年 6月書道HP.png


もっとのびのびと、自由に筆文字を書けるようになりたい方へ。

自分の癖を活かした「自分らしい字」を探してみませんか?

百千鳥のレッスンは、字をうまく書きたいという気持ちに応えつつ、

「自分の字を好きになる」

ということを大切にしています。


目標は

「自分らしい字を見つけよう」

お手本を正確に模写するのではなく、

美しく文字を書くためのコツをお伝えしつつ、

一人ひとりの個性を引き出しながら指導いたします。

書道セットがない方は、筆ペンでもお気軽にご参加いただけます。

さあ、あなたはどんな字を書けるようになりたいですか?

◆ こんな方におすすめです。

・自分の字にコンプレックスを持っている

・もっときれいに筆文字を書けるようになりたい

・自分らしいスタイルの字を見つけたい

・型にはまりたくない

・周りを気にせず、自分のペースで参加したい

・いつか毛筆を習ってみたいと思っていた

・海外からでも本格的な書道を体験したい

・書道は習っているけど、のびのびと書く場がほしい


◆使用する道具: 筆、墨、硯(すずり)、下敷き、半紙。

筆ペンでもご参加いただけます。

墨の代わりに絵の具やカラーインクを使ったり、硯の代わりに紙コップや小皿を使ったり、ご自宅にある道具で大丈夫です。

下敷きは新聞紙でも十分に書けます。

筆や墨汁、半紙などは文房具屋さんでもご購入いただけます。

清書用に色紙やハガキ、短冊など用意されるのも楽しいですよ♪


◆講師:神郡宇敬(かみごおりうきょう)

のびのびとした指導で書くことの楽しさや魅力を伝えてくれる京都在住の書家。気取らない言葉で、きれいな字を書くコツをやさしく教えてくださいます。


講師写真2_300px.jpg

所属は大正時代に創設された書道団体「温知会」。

書家の家に生まれ、幼い頃から父・神郡愛竹氏の教えを受けて育ちました。

サーフィン、スケート、音楽、ファッションを愛し、スタイリッシュな現代の感性と伝統的な文化を愛する心を併せ持つアーティストです。

世界各国で書の展覧会やワークショップを開催しています。

2015年 雑誌「婦人画報」の連載『自然の譜』のタイトル書を手掛ける。

2018年 映画「IN-EI RAISAN(陰翳礼讃)」タイトル書を手掛ける。

講師Instagram: https://www.instagram.com/takashi_ukyo_kamigori/

◆講座内容

オンラインで講師の先生とやりとりしながら、自分の字にあった指導を受けることができます。

6月のお手本】

お手本1:『醉中趣』

お手本2:俳句 季節の俳句を1句ご用意します

               漢字とひらがなの混ざったお手本となります。 

2種類のお手本の中から、好きなものを選んで練習していただけます。

*いろは歌(かな文字)、千字文(漢字)などのお手本もあります。

ご希望の方はご相談ください。


醉中趣.png

118477193_978812405915306_3825702587172973498_n.jpg

細字お手本3のコピー.jpg

毎月1回開講しています。

お手本は、文字の辺やつくりをバランス良く配置したものを選んでいます。

お手本になかった字も自在に書けるようになることを目指しています。

単発での参加、体験参加も歓迎です。

どうぞお気軽にご参加ください。

◆開催日:2021619(10:00 -12:00

(途中入退出可)

◆会場:zoomミーティングルーム

◆参加人数:10名まで *個別にしっかり指導します

◆参加費:大人 2,000

子ども(高校生以下)1,000


《キャンセルポリシー》

・2日前までのキャンセル:参加費をご返金いたします(Peatixの返金手数料として500円がかかる場合があります)

・開催日前日〜当日のキャンセル、または無連絡不参加:ご返金はできません。

・代わりに参加できる方がおられる場合、キャンセル料は不要です。Peatixの「チケットを譲渡する」機能をご利用ください。


お申込み

Peatixhttp://ptix.at/5EGiP9

※お申し込み締め切り:2021618() 24

zoomレッスンについて

Zoom画面を通して直接指導し、添削いたします。

・入退出時間は自由です。ご自分のペースで練習いただけます。

Zoomが初めての方でも簡単にご参加いただけます。


◆お問い合わせ

NPO百千鳥

momochidori.npo@gmail.com

posted by NPO百千鳥 at 23:53| イベント情報 | Event Information

【イベントレポート】職人さんに習う和菓子づくり

スクリーンショット (322).png

2021530日(日)にオンライン講座「職人さんに習う和菓子づくり」を開催いたしました。


講師は福岡市の老舗和菓子舗「鮹松月(たこしょうげつ)」の四代目、松尾和明(まつおかずあき)さん。

スクリーンショット (331).png

参加者の皆さんのお手元に和菓子の材料や道具をお届けし、オンラインミーティングルームzoomを通して指導する形で開催しました。

今回は和菓子とあわせて日本茶をお楽しみいただけるよう、大分の丹羽茶舗(にわちゃほ)さんのお茶もお送りしています。

写真17.jpg

IMG-1455.jpg


五月の和菓子は「石竹(せきちく)」と「鉄仙(てっせん)」の2種類。

和菓子説明_FB用_石竹 (1).jpg

和菓子説明_FB用_鉄仙 (1).jpg
     

オンラインで職人さんの手元を間近に見ながら、実際に和菓子を作っていきます。

「石竹」は、こなし生地を餡で包む「包餡(ほうあん)」という作業がキモになります。


写真5.jpg

簡単そうに見えてなかなか難しい作業ですが、講師の松尾さんが初心者でも包みやすいコツを指導しながら進めてくださいました。


写真6.jpg

「鉄仙」は、もちもちした外郎(ういろう)生地を使います。

こちらは6枚の花びらをつくるところが山場です。


写真11.jpg

花びらができたら、ふわっと花芯をのせて完成です。


写真15.jpg

和菓子8作品集2.jpg

今回は初の試みとして、和菓子づくり後に茶話会を設けました。

オンラインの画面を通してですが、自分でつくった和菓子とお茶をいただきながら、職人さんの和菓子よもやま話に花が咲く楽しいひとときとなりました。

全国からの参加者がいらしたおかげで和菓子の地域差などにも話題が及びました。「関東の和菓子に比べると、関西の和菓子はモチーフを抽象的に表現するのを好む傾向にある」というお話が興味深かったです。


参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ご紹介します。

・オンラインでは初めての参加だったのですが、説明も丁寧で、職人さんの手元もわかりやすく写っていたので、とてもやりやすかった。また、オンラインなので家で周りを気にせず集中してできたのも良かった。職人さんのお話もすごく面白く、また参加したいと思います。オンラインもいいですが対面でできる時が早く来て欲しいです。


・楽しく参加できました。わかりやすく教えてくださったので、不器用なわたしでもなんとか作れました。ありがとうございました。


・和菓子の奥深さを体験出来て一つ一つの和菓子ら作る時間や材料など分かりとても勉強になりました!大切に和菓子を食べようとおもいました!


・今回もご丁寧に教えていただきありがとうございます!お菓子の見た目も素敵ですが、鮹松月さんの餡がとても美味しくて、どんなお茶に合わせようと考えるのが毎回楽しいです。


・お店に伺ったことがないのですが是非今度買いに行きます。家族が見本と比べて当たり前だけどこれがプロとの差だ!と感動しておりました。


この和菓子づくり講座は、職人さんとの交流を通して和菓子の面白さや職人の技、四季を楽しむ心をお伝えすることを目的としています。
このステイホームの時代、大きなお茶会やお祝い事にお菓子をお届けする機会も減ってしまい、和菓子屋さんにとっては厳しい時期となっています。

本講座で和菓子に興味を持っていただけましたら、お近くの和菓子屋さんをちょっとのぞいてみたり、気になっている和菓子屋さんからお取り寄せをしたり、できる範囲で応援してもらえたら幸いです。


次回は103日(日)の開催を予定しています。


続きを読む
posted by NPO百千鳥 at 02:41| イベント報告 | Event Report